派遣看護師の働き方

常勤・非常勤看護師は勤務先と雇用契約を結びますが、派遣看護師は、派遣会社と契約を結びます。そのため、給与の支給や働き方の管理などは、派遣会社が行うことになります。

派遣には、主に登録型派遣・常用型派遣・紹介予定派遣の3つの働き方があります。
一般的によく行われているのが、登録型派遣です。 登録型派遣は、派遣先と派遣会社の間で結ばれた契約期間の雇用契約を、登録した派遣会社と結んで働くスタイルです。派遣期間の満了とともに、雇用契約は終了になります。
一方常用型派遣は、派遣会社が常時雇用している社員を派遣先に派遣するスタイルです。常用型派遣では、派遣先での派遣期間が満了しても、派遣会社との雇用関係は継続され、新たな職場に派遣されることになります。もし新たな派遣先が見つからない場合でも、毎月一定の給与が支払われます。
紹介予定派遣は、直接雇用に切り替えることを前提とし、一定期間派遣スタッフとして働くスタイルです。実際に仕事内容や職場の雰囲気を見てから正社員になるかを決められるので、入職後のミスマッチを防げます。ただし、双方の合意がなければ直接雇用には至らないため、必ずしも正社員になれるわけではありません。

注意するべきは、看護師派遣は福祉施設でのみ認められており、病院やクリニックなどへの派遣は原則禁止であることです。ただ、これまで禁止だった看護師の「へき地に限定した派遣」と「社会福祉施設などに限定した日雇い派遣」が2021年4月に解禁になったため、派遣看護師の活躍場所は増えていくでしょう。

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